お口にいれるとトロトロとろける完熟マンゴー。
当園ではできるだけ農薬を使わず、手間ヒマをかけて大事に育てました。
浜田農園では安心安全で美味しいマンゴーを育てるために、マンゴー一つ一つ、手間暇かけて大事に育てています。
浜田農園のマンゴー
私が栽培しはじめて16年以上になります。
私の長男が生まれる時に植えました。
いわゆるマンゴーブームのずっと前で、植栽した時はほとんど経験されている人がおらず、わからない事ばかりでした。
いろいろな方々に相談しながらここまで栽培することが出来ました。
経験年数が長い分、失敗もたくさんしましたが、その分マンゴーについて深く知ることが出来ました。
たとえば、温度を一定に保つことが大事なので手動での換気は大変でしたので自動換気システムを導入しました。
また、園内の温度ムラがあったので循環扇(扇風機の様な物)を使って風を送り温度ムラを解消致しました。
花から実に生るまでそして収穫するまでに温度は20~24°Cに一定に保たなければなりません。そこで暖房機は確実に必要になります。
しかし、暖房を入れるという事はどうしても燃料が必要になり、年間の暖房機の稼働日数から数えるとかなりの燃料となります。
当園では、省エネという観点から燃費を少しでも抑えられないかが課題でした。
ハウスはもちろん二重にしていますが、サイド側は三重にしています。天井も三重にすればよいのですが照射の点から考えてあえてそこまではしていません。
他に、暖房機の窯にラジエターのようなシステムを付けるだけで燃費を最大30%位抑えられる設備に出会いました。
これを導入して、私の園でも20%位は燃料の節約ができました。
灌水(水を樹にやる事)もマンゴーが欲しい時にいつでもかけてあげられるようタンクを4個設置してろ過し灌水しています。
ハウスは、最初の初期投資を抑えるために中古のハウスを見つけて解体し持ってきて全部自分でハウスは建ててきました。
園芸用のハウスでしたのでマンゴーの樹が大きくなるにつれハウスも増築しました。
当園では苗木から数えると15~16年になる樹が成木となっています。
そこで樹勢を維持する為に今私の農園では、地力を上げる為に海藻を使った土壌改良材やアミノ酸を使った葉面散布剤を使って樹に活力を与えています。
農薬はなるべく使いたくないので、どうにか害虫を減らす方法はないのかと思い天敵(スワルスキーカブリダニ、ミヤコカブリダニ)を利用した栽培に切り替えています。
これを使うことで従来使っていた農薬の半分と実現しました。
今後自然農薬(木酢、ハーブ、酢、乳酸菌)の勉強もしていますので、農薬を使わない無農薬マンゴーを目指していきたいと思います。
これからも美味しいマンゴーを栽培していくためになお一層の努力をしていきたいと思います。



アップルマンゴー(アーウィン種)

マンゴーはチェリモヤやマンゴスチンとともに世界三大美果の1つに数えられている果物です。
沖縄や鹿児島、宮崎などで栽培されている国内マンゴーのほとんどが、このアーウィン種です。
果実は400~500g前後の卵形で、果皮がリンゴのように真っ赤になります。オレンジ色の果肉は多汁で、ほどよい酸味と 濃厚な甘さ、とろけるような食感が人気です。
自然落下の直前に収穫するものもありますが、収穫前に実にネットをかぶせ、実が自然落下をするまで待って樹熟してから出荷します。自然落下させた「完熟マンゴー」は栄養が行き届いていて高級品とされます。手間がかかる分、価格は高めですが甘みの強さと高級感から贈答品としてよく利用されています。出荷時期は5月~7月頃。
マンゴーの栄養成分(可食部100g中)
βカロテン(610mcg)、葉酸(83mcg)、食物繊維(1.3g)、カリウム(170mg)
マンゴーは、体内でビタミンA(レチノール)に変わるβカロテンの量が多いのが特徴です。βカロテンは細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので、肌を美しく保つことやがん予防にも期待できます。
また、造血作用のある「葉酸」も多く含まれています。葉酸は貧血予防や母乳の出をよくする効果もあります。 腸の働きを整える食物繊維も多く、便秘改善にも役立つでしょう。